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らくなちゅらるシンポジウム

2012.3.24(土)京都で開催いたしました。

らくなちゅらるシンポジウム

それでもなお、桜咲く。

3.11から1年~福島の現実と決意を未来に生かす 京都から1000年続く応援シンポジウム~


2012.3.24(土)に開催いたしました、3.11の震災を風化させないため川嶋舟さんをはじめ、全員避難命令が出た飯舘村出身者でもある福島県相馬市の小学校校長に地元の子どもたちの姿、3.11震災の当時、飯舘村の今を語る。そして津波と原発の被害で未だ復興が進んでいない現状を水産業の社長。1年経った今の福島を京都で語るシンポジウム「それでもなお、桜咲く。」。盛況で幕を閉じました。

シンポジウム要項
■2012年3月24日(土) 開場14:30/開演15:00~18:15
■開 場:京都商工会議所 3階講堂
■主 催:「それでもなお、桜咲く。」実行委員会/ プレマ株式会社 プレマ基金

開会のあいさつ:(MC:中川 信緒)・追悼の祈り(黙祷)


(以下敬称略)


第1部

■基調講演

kawashima-shu.jpg 川嶋 舟
東京農業大学農学部講師 獣医学博士
「妻の実家に向かう列車で地震に遭遇、悲惨な光景と生きる強さを見た」
相馬中村神社の禰宜である妻の地元、福島県相馬市への帰省途中、3.11大震災が起こる。原発事故による緊急事態、燃料不足に加え危険を恐れて流通が止まり、救援物資が被災地に十分に届いていない、そんな状況のもと自らが率先して指揮を執り支援活動を行う。




■現地報告
ono-kaneyo.jpg 小野芳征
有限会社 カネヨ水産社長
「港の警鐘、黒い津波、夢現で見ていたあの日、全部流された3.11」 津波ですべてを流され、現在は仮店舗で営業中。震災前と同じように地域の人達と一緒に商売をしたいという思いはあるが、原発問題が収まらない今、まずは自分たちでできる福島の水産業の復興・再建を考え、地域で共に行動していくことが大事と考えている。


takahashi-makoto.jpg 高橋 誠
相馬市飯豊小学校校長
「すべては子どもたちの安全、避難所からの手紙、故郷・飯舘村の想い」
3.11大震災の日、当時勤務していた相馬海浜自然の家で、押寄せてくる津波の恐怖を体験。飯豊小学校に赴任する前は、南相馬市の避難所で職員として避難者と寝食を共にする。自身も全員避難命令が出た飯舘村に住む被災者でもある。現在は小学校の子どもたちの家族と共に除染活動を行ったり、講演を行い福島の現状や復興の協力を呼びかけたりしている。





DSC_0168.jpg 第2部


シンポジウム第2分では、ゲストコメンテーターに元・福島大学経済経営学類教授(東北大学大学院でも開講)飯田史彦先生を迎え、第1部講演者によるパネルディスカッションを行いました。 (司会進行役:中川信緒)

編集後、公開いたします。
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最後は、今回のシンポジウムをご提案頂いた小泉様からご挨拶・・・ そして京都の子どもたちから福島のお友だち(相馬市飯豊小学校)へ メッセージカードが手渡された 「翼をください」の大合唱で会場が一体となり感動のエンディングとなりました。


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